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2006.05.26

ジョン・レノンと俳句

Jinguu0605203

遅き日や 谺(こだま)聞こゆる 京の隅

もう20年以上前になりますが、新聞の記事でジョン・レノンが作った俳句として紹介されていたのがこの句です。うろ覚えながら、オノ・ヨーコとお忍びで泊まった嵯峨野の旅館において色紙に残したもので、英語で詠んだものを日本語に訳したのだろうと書かれていたと思います。その英語版は次のとおりです。

On a long spring day echoes heard in corner of Kyoto

これは私の記憶に依るものなのでちょっと怪しいですけどね、なかなか上手いものだと感心したものです。以来、ずっとこれはジョン・レノンのオリジナルだと信じていました。

ところが最近になって知ったのですが、この句は与謝野蕪村の作だったのですね。とすれば、ジョン・レノンはこの句を知っていて、それを英訳したというのが正解になるのでしょうか。蕪村がどこで詠んだのかは判りませんが、京都の奥座敷と呼ばれる嵯峨野にぴったり来る作品ではあります。

ジョン・レノンは俳句を世界でもっとも美しい形式の詩だと語った事があり、その詞にも影響を受けているのだそうですね。すっかり日の長くなった春の日に、今は亡きアーチストと京都の繋がりに思いを馳せて古都を歩いてみるのも良いものですよ。

 

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コメント

 はじめまして、ジョンを敬愛するひとりです。

 ビートルズ解散後、しばらくしてから彼がおしのびで来日していたことは有名でしたが、俳句にまで造詣が深かった(?)とは・・・。

 歌舞伎を見て涙を流すほどのレノンですし、感性というのは言葉や国境を越えるのだと、改めて感じましたね~。 東洋の神秘への憧れからか、彼の日本への強い関心はヨーコさんと出会う前からあったとか・・・。

 彼の歩いた京都や軽井沢など~また行ってみたくなりました。 そういえば、今年はビートルズが来日して40周年ですね、66歳になった彼を見てみたかったです~、ではまたお邪魔致します!

 

投稿: ルーシー | 2006.06.05 15:50

ルーシーさん、コメントありがとうございます。
ジョン・レノンが俳句に関心を持っていた事については、
「ジョン・レノン 俳句」などで検索するといくつか出てきます。
俳句の簡潔さに感銘を受け、「ジョンの魂」などにその影響を見る事が出来るそうですね。
ローリング・ストーンズの元気な姿を見るにつけても、
ジョンのその後を見てみたかったです。

投稿: なおくん | 2006.06.05 19:37

 なおくんさん、ご無沙汰(?)しておりました~、6・5にコメントいたしましたルーシーです。
 もうすぐビートルズ来日から40年ですね~、来日についての記事を書いてみました~お暇なときにでものぞいてくれたら嬉しいです~ではまた!

投稿: ルーシー | 2006.06.23 21:26

ルーシーさん、コメントありがとうございます。
早速お邪魔させて頂きました。良く調べられていますね。
まるでその場に居合わせたかの様な臨場感溢れる記事に感心しました。
ルーシーさんのおかげで、またビートルズを聴きたくなりましたよ。

投稿: なおくん | 2006.06.23 22:04

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