義経 13の3
義経 第13回 「源氏の決起」の3
伽羅の御所。義経が秀衡から呼び出しを受けた様です。仮の話として、源氏と平家が争った時にはどうするつもりかと、義経に確かめる秀衡。これに対し、はっきりと源氏として戦うと言い切る義経。秀衡は、かつては父とも思った清盛に刃を向ける事になるが、覚悟は出来ているのかと問いかけます。それに対して、言葉を返せない義経。
伊豆、北条館。令旨が下されたと聞き、豪族達が集まってきています。ここぞとばかりに頼朝を褒めそやす時政。ほくそ笑む政子。どうやらこの集まりは、政子達が仕組んだものだったようですね。時政の誘導で、平家打倒に傾く一同ですが、時政はわざと煮え切らない態度を取ります。まだまだ兵の数が足りない、というのがその理由でした。こうして、豪族達に新たな味方を増やさせようという策略のようですね。
木曽谷、義仲の館。義仲の嫡男義高を、巴御前が鍛えています。原作本では、甲が産んだ義高を巴御前が引き取って育てていたとされており、ドラマでもそれを踏襲しているのですね。あまりに厳しい巴を見て、もう少し優しくしてやってはどうかと口を挟む義仲。それに対し、義高の為に厳しくしているのだと、激しく反発する巴。義仲が巴を持てあましている時に、火急の用という知らせが入ります。行家が令旨を持ってやって来たのでした。
令旨を見るなり、平家追討!と叫ぶ義仲。彼は平家を追うだけでなく、都を我が物にするという野望を露わにします。そのあまりの単純さにとまどいを見せる行家。しかし、同じ源氏の一族の中でも、義朝に恨みを持つ者同士として、二人は協力を約束仕合ます。
奥州平泉、義経の館。ここにも行家がやってきました。鞍馬以来のなつかしさを表わし、頼朝と共に立てと勧める行家。とまどう義経は、頼朝は立つのかと問いかけます。行家は確証はないものの、嫡流である以上必ず立つと断言します。その言葉に、依然として、とまどいを隠せぬ義経。
ドラマでは義経と会った行家ですが、実際には奥州にまでは行っていない様子です。彼は、近江、美濃、尾張、伊豆と回り、さらにそこから常陸にまでは行った様ですが、奥州へは行かずに甲斐から信濃へと向かった様です。それがなぜなのかは判りませんが、一つにははるばる奥州にまで行っていられないという時間的制約があったのでしょうね。
以下、明日に続きます。
| 固定リンク
「義経・平清盛」カテゴリの記事
- 平清盛 第50回 「遊びをせんとや生まれけむ」(2012.12.23)
- 平清盛 第49回 「双六が終わるとき」(2012.12.16)
- 平清盛 第48回 「幻の都」(2012.12.09)
- 平清盛 第47回 「宿命の敗北」(2012.12.02)
- 平清盛 第46回 「頼朝挙兵」(2012.11.25)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント