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2005.03.08

義経 9

義経 第9回 「義経誕生」

義経を襲った熊坂長範。

熊坂長範は、平安時代末期に、美濃、近江、伊勢の境あたりに居たとされる盗賊です。様々な伝説の中で語られていますが、実在したのかどうかは不明です。その中の一説として、このドラマの様に吉次の隊商を狙ったところ、その中にいた牛若の為に返り討ちにあったというものがあります。それを受けて作られたものか、能の「熊坂」では幽霊となった長範が現れ、吉次を襲って牛若に斬られた経緯を語るというストーリーになっています。昔から石川五右衛門と並んで日本史上最大の盗賊として知られており、中には金持ちばかりを狙い、貧乏人にその分け前を恵んでいたという義賊とする伝説もあるようですね。そう言えば、寅さんが使う口上に、「泥棒の始まりは熊坂の長範」というのが有りましたね。

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