« 義経 5の2 | トップページ | 義経 6 »

2005.02.13

京都の散歩道 南禅寺参道

nanzenjimiti

南禅寺参道の位置

神宮道から東に入ったところにある南禅寺総門。ここから中門まで続いていているのが南禅寺参道です。観光シーズンになると、神宮道は人と車が溢れて雑然とした雰囲気になるのですが、この参道はそんなときでも歩く人が少なく、しっとりと落ち着いた雰囲気を保っています。

その風情を保つ大きな役割を果たしているのが、写真の瓢亭とその東隣にある無隣庵

瓢亭は、元禄時代中頃に茶店を開いたのが始まりとされます。その後、1837年(天保8年)に料亭の暖簾を掲げ、以後高級料亭として今に至っています。この店構えは、創業当時の茶店の風情を残してあるのでしょうね。
この店で特に有名なのが朝がゆ。祇園で夜通し遊んだとある旦那が、夜明け頃妓を連れだって行きつけのこの店を訪れ、「何か食べるものは無いか。」と戸を叩く。無碍に断る訳には行かないと、粥を炊き葛餡を掛けて出したのがその始まりなのだとか。以後、口コミでその評判が広まり、名物の一つになりました。この朝がゆは7月8月限定(別館は11月まで)で、本館なら4555円、別館なら3550円(いずれも税・サ別)で食べる事が出来ます。
今の季節はこれがうずら粥に変わります。こちらは本館1万円、別館が3550円。どう違うのかは、残念ながら食べた事が無いので判りません...。

無隣庵は、明治の元勲山県有朋が築いた別荘。1894年~1896年(明治27年~29年)に建てられ、小川治兵衛が作庭した池泉回遊式庭園は、明治期を代表する庭園の一つとされています。また、日露戦争を前にして山県、伊藤博文、桂太郎、小村寿太郎が日本の外交の基本方針を決めた「無隣庵会議」の舞台としても知られています。ここで、明治の香に浸ってみるのもまた一興でしょうね。

この道は、瓢亭や無隣庵に入らなくても、そぞろ歩くだけで十分に楽しむ事が出来ます。場所が判りにくいのがちょっと難点ですが、南禅寺側からだと道を渡った正面が入り口ですから、行きやすいかも知れませんね。

|

« 義経 5の2 | トップページ | 義経 6 »

京都」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14874/2907738

この記事へのトラックバック一覧です: 京都の散歩道 南禅寺参道:

« 義経 5の2 | トップページ | 義経 6 »