大河ドラマ「義経」原作本@宮尾登美子
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大河ドラマの原作本、「義経」(NHK出版)。極彩色の見事な装丁に惹かれて買ってしまいました。
原作本とありますが、ドラマのストーリーとはあまり関係なく、史実、物語、伝説、作者の創作を織り交ぜた解説本と言った方がより正確です。本当の原作本は「宮尾本 平家物語」、だと思います。多分。こっちはまだ読んでいないので、何とも言えないのですけどね...。
解説本として見た場合、出典が書かれていないのと、作者による創作がかなり入っているのとで、義経をマニアックに知りたいと言う人には向かないかも知れません。しかし、ドラマを楽しむ為に、ある程度の知識が欲しいという人には、ぴったりの本と言えます。当「ねこづらどき」を書くのにも重宝しそうですね。
「宮尾本 平家物語」の方は文庫本にはなっておらず、単行本しかなく一冊2310円。これが4冊あるから、全部揃えると9240円。ちょっときついので図書館に頼ろうと思うのですが、かなりの順番待ちになっています。読めるのは、果たして何時の事になるやら...。
ちなみに、「義経」の装丁の絵は、屋島の合戦「義経弓流し」。馬を海に入れて戦う内に弓を流してしまった義経が、敵の矢をものともせずに弓を鞭でたぐり寄せ、無事に拾い上げると言うエピソードです。義経は、身体が小さくて力が無い故に弱い弓を使っていたのですが、その事を敵に知られるのを防ぐ為に命を張って弓を拾ったのだと言います。「名こそ惜しけれ。」の世界ですね。このドラマでもいつか再現されるかな。
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