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2004.12.03

京都 錦天満宮

nisikitenmanguu12.jpg

1月の記事でビルに食い込む鳥居を紹介した錦天満宮。今回は境内に入ってみます。

まず目に付くのが牛の像。大抵の天満宮にはつきものなのですが、これは祭神である菅原道真公が丑年に産まれた事に由来しているのだとか。また、「よかとこ」で紹介されている太宰府天満宮にちなむという説もあるようです。それによれば、道真公が太宰府で亡くなったとき、そのご遺体を牛車で運ぼうとしたのですが、途中で牛がどうしても動かなくなり、これを道真公のご意志と解釈してその地に埋葬しました。そこが現在の太宰府天満宮となった事から、牛を道真公の使いとするのだそうですね。この牛の像の頭や腰の色が変わっているのは、この像をなでるとその部分が良くなるとされているからです。この像には、大勢の人の願いが籠もっているのですね。

牛の奥にある苔むした石組は、「錦の水」と呼ばれる名水が湧き出る手水所です。これほど便利な場所にある名水も珍しく、遠くから汲みに来る人も多いようです。お茶を淹れるのに使ってもよし、コーヒーにも合うようですね。今度はペットボトル持参で行こうかな。

狭い境内ですが、時間を割いて寄ってみるだけの価値のある神社ですよ。

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