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2004.11.29

新選組!38

新選組! 第47回「再会」

1868年2月12日、慶喜は謹慎のために、上野寛永寺に移りました。新選組は、その寛永寺の警護を任される事になります。

ドラマでは触れられていませんでしたが、慶喜の謹慎に先立ち、容保と定敬の兄弟に対して江戸城への登城禁止が言い渡されています。本来なら最も徳川家の為に戦った忠臣として称されるべきこの二人だったのですが、常に対薩長の最前線に立ち続けたが為にその恨みを買い、慶喜が謹慎の意を表すためには彼らを処分する必要に迫られたのでした。さらに追い打ちを掛けるように、彼らは江戸からの退去を命じられます。会津に帰る事の出来た容保はまだしも、すでに自領の桑名が官軍の勢力圏内に入っていた定敬は帰る事さえ出来ず、函館で破れるまで放浪を続ける事になります。容保にすれば、就任を拒み続けたにも係わらず、慶喜に無理矢理押しつけられた京都守護職でした。そして、受けた以上は忠実にその職務を執行してきたのですが、それが為に朝敵の汚名を被り、挙げ句の果てには身を挺して守ってきたはずの徳川宗家にまで見捨てられたのでした。なんとも非情極まりない処分でしたが、容保は黙って従ったと言います。

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