2017.07.22

京都・洛中 祇園祭・前祭 山鉾巡行2017 ~菊水鉾~

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菊水鉾は、町内に古くからあった菊水井からちなんで名付けられた鉾で、菊の御紋が誇らしげに掲げられています。

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蛤御門の変で焼けた後、昭和28年に復興された昭和の鉾で、年々姿を変えていくという現在進行形の鉾でもあります。

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その一つが七福神を表した胴懸で、昨年後ろ懸けが新調された事により完成しました。その一方で、音頭取りは烏帽子姿であるなど、新旧を併せ持った面白い鉾でもありますね。

この日は動画をいくつか撮ったのですが、人出のせいで制約が多く、上手く撮れたのは菊水鉾と船鉾だけでした。これもかなりあらっぽい撮り方ですが、目の前を鉾が通り過ぎる迫力は判って貰えるでしょうか。

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この日の見送りは深山菊水図。何とも色鮮やかで、美しい見送りですね。他には孔雀図の見送りもあります。これから先、どう進化していくのか興味深い鉾ですね。

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2017.07.21

京都・洛中 祇園祭・前祭 山鉾巡行2017 ~函谷鉾~

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函谷鉾はくじ取らずの鉾。鉾としては長刀鉾に次いで常に二番目に巡行します。

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鉾の名の由来は中国の函谷関にあり、孟嘗君が家来に命じて鶏の鳴き声を真似させ、関を開かせたという故事に基づきます。その事から、鉾頭は函谷関の山稜に掛かる三日月を表しているのですが、慣れないと月鉾と間違えてしまうかな。

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良く判らないのが鉾の呼び方で、巡行中の先頭を行く垂れ幕には「かんこくほこ」とある一方、ホームページには「かんこぼこ」と書かれています。私的には「かんこぼこ」の方なのですが、実際にはどちらが正解なのでしょうね。

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この鉾で特徴的なのが見送りで、珍しい漢字が綴られたものです。他には郭巨山が持っているだけなのかな。これは弘法大師の真筆と伝えられる見送りを複製したもので、密教の経典や弘法大師の書物から引用された金剛界礼懺文が書かれているとの事です。

他にもまだまだ見所があるのですが、函谷鉾の会所には行った事がないので、来年は昼間の内に会所巡りをしてみようかしらん。

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2017.07.20

京都・洛中 祇園祭・前祭 宵々山2017 ~油天神山・太子山~

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東の外れにあるのが保昌山なら、西の外れにあるのが油天神山と太子山です。二つとも油小路通にあり、油天神山はこの通り名からそう呼ばれるとも言われます。

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油天神山の紋は、天神様らしく梅の紋。この地にあった風早家という公家の屋敷に祀られていた道真公の像を今に伝えると言われます。

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ご利益は天神様だけあって学業成就です。ここはとにかく売り子たちが元気いっぱいなのが印象に残りました。その様子をご覧下さい。

これだけ頑張られると、思わず財布の紐も緩むというものですね。実際、売れ行きも良かったですよ。

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会所で目立つのは富士山をモチーフにした見送りです。これは梅原龍三郎画伯の朝陽図を元にした毛綴だそうで、何とも豪華なものですね。

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油天神山から油小路通を南下したところにあるのが太子山です。その名のとおり聖徳太子をご神体とする山で、四天王寺を建立する際、太子自ら良材を求めて山に入ったという故事に基づいています。その時見つけたのが杉の大木だったことから、他の山がすべてご真木に松を立てているのに対し、この山のみ杉を使っています。

太子山では、良く聞くローソク売りのわらべ歌を歌っていました。この時はまだ始まったばかりで調子が出ないようでしたが、帰りがけには声も揃って上手になっていましたよ。

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太子山は一番遠いところにあるからなのかな、沢山の椅子が並べられており、足休めが出来る様になっています。そのせいでしょうか、結構な賑わいを見せる山でもあります。

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会所で印象的だったのは前懸で、秦の始皇帝が阿房宮へ凱旋する様子を描いたものです。会所は薄暗くてあまり映えなかったのですが、巡行の時はとても鮮やかで目立っていました。

明日からは山鉾巡行の様子をお届けします。

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2017.07.19

京都・洛中 祇園祭・前祭 宵々山2017 ~岩戸山~

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鉾町は東は東野洞院通から西は油小路通、南は高辻通から北は三条通の範囲にあります。岩戸山はそのうちの南の端、新町通り高辻上がるに位置しています。

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岩戸山は三つある曳山の一つで、山でありながら囃子方が存在しています。鉾の様な形をしていますが、山である証拠に真木の代わりに松が建てられています。でも、祇園囃子は他の鉾に劣らない見事なものですよ。

宵山の楽しみは各山鉾の数々の懸装品を見て歩く事にありますが、やはり祇園囃子があるとより嬉しいですね。

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これは2種類ある見送りの展示です。以前は無かった様に思うのだけどな、展示法も年々進化して行く様です。

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そして、岩戸山ならではの授与品が食べられる粽です。黒主山では以前から売られていますが、岩戸山でも2年前から売り出したそうですね。前祭で買えるのははここだけなのかな。鉾町にある料亭木乃婦製だそうで、3本千円と少し高いですが、とても美味しいちまきでしたよ。なお、3本のうち一本はニッキ入りでした。

次は混雑を避けて、西側の鉾町を目指す事にします。


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2017.07.18

京都・洛中 祇園祭・前祭 宵々山2017 ~保昌山~

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数ある山鉾の中で、東野洞院高辻という離れ小島の様な位置にあるのが保昌山です。さぞかし閑静な山だろうと思われるかもしれませんが、さにあらず、とても人気のある山の一つなのです。

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人気の原因は御祭神の藤原保昌にあります。和泉式部に求愛し、紫宸殿の梅を取ってきたら受け入れるという無茶振りに応えて本当にやってしまったという人で、以来縁結びの神様として信仰される様になりました。

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縁結びに御利益のある山は他にもあるのですが、ここが一番人気ですね。歩行者天国が始まる午後6時30分頃には、既に大勢の人で賑わっていました。

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保昌山でも人気のあるグッズの一つがこの小さな絵馬。可愛らしい絵馬に願い事を書いていく人が後を絶ちません。

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保昌山のもう一つの御利益が盗難除けです。梅を盗んだという故事が、正反対のご利益になっているのかしらん。何だが面白いですね。

次は鉾町の中心に向かって歩き、岩戸山を目指します。

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2017.07.17

京都・洛中 祇園祭・前祭 山鉾巡行2017 ~長刀鉾~

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平成29年7月17日、祇園祭・前祭の山鉾巡行が行われました。今日は薄曇りの空から時折薄日が差すという天候で、蒸し暑くはあったものの、雨の心配も無く無事に挙行されたのは何よりでした。

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今年観覧に行ったのは新町通、巡行の帰り道にあたる通りです。幾つかの山は別の道を通るのですが、全ての鉾ははここを通るので、まずまず見応えがあります。何より目の前を山鉾が通る迫力はこの道ならではのものです。

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今年は3連休とあってか、新町通も人出が多かったです。なんだか年々増えているような気もしますね。そのせいもあるのかな、交通規制も妙な感じで、四条通から新町通に入れないとか、六角通から先は早くから進入禁止になるとか、あちこち制限だらけでした。

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祭りが前後に分かれてから新町通に来たのは初めてですが、熱中症になりそうな中見ている分には、二つに分けて正解だったと思います。これ以上見ている時間が長かったら、倒れかねなかったですからね。でも、やはりここで見る山鉾巡行は面白い。

明日からは宵々山の続きと山鉾巡行の様子を順番にお届けしたいと思います。

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2017.07.16

京都・洛中 祇園祭・前祭 宵々山2017 ~四条通~

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まだ梅雨明け宣言の出ない京都ですが、真夏と言って良い酷暑が続いています。そんな中、夏を呼ぶ風物詩、祇園祭が始まっています。昨日15日は前祭の宵々山、四条通は歩行者天国となり、大勢の人波で埋め尽くされました。

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この日の人出は19万人でしたが、それでも去年よりは4万人ほど少ないそうですね。昨年来たのは宵山で32万人だったそうですが、体感的には今年の方が歩きにくかったです。たぶん人出のピークに当たったからなのかな。

次に月鉾の祇園囃子で宵々山の風情をお楽しみください。

やはり祇園祭に行けば、この祇園囃子を聞かないと物足りないですよね。京都に夏を呼ぶ音色です。

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函谷鉾では、残念ながら祇園囃子は聞くことが出来ませんでした。今日は例年どおり、提灯落としが行われたのでしょうか。

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ここは、綾小路通から四条通へと抜ける膏薬図子です。少し前までは宵山でも人通りの少ない穴場だったのですが、最近では随分と混み合う様になりました。静かで風情のある良い場所だったのですけどね。

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まあ、これだけ色々なお店が出来てしまっては、仕方がないですか。なので、通りの写真は諦めて雰囲気のあった格子戸を撮ってみました。

明日はいよいよ山鉾巡行です。今年はさてどこで見ようかしらん。

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2017.07.15

京都・洛中 桔梗2017 ~廬山寺 7.8~

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平成29年7月8日の廬山寺です。この日は源氏の庭の桔梗が、満開見頃を迎えていました。

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源氏の庭とはこの地が紫式部の旧邸跡地にあたり、源氏物語がここで書かれたと推測される事から名付けられたものです。

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庭園は白砂に苔で州浜が描かれた枯山水ですが、一面に桔梗が植えられており、初夏から秋に至るまで花を見ることが出来るという特徴的な庭ですね。

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桔梗は秋の七草の一つに数えられますが、実際の最盛期は梅雨時で、花数も色合いも他の時期とは段違いです。

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廬山寺の桔梗は少しピークを過ぎてしまったかも知れませんが、まだ見頃を保っていると思われます。花自体は秋まで咲いていますが、綺麗な花を見たいと思われる方は早く出かけられる事をお勧めします。

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2017.07.14

京都・洛中 梅雨の晴れ間に2017 ~北野天満宮 7.8~

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本法寺から北野天満宮へとやって来ました。ここは学問の神様とあって、いつも修学旅行生で溢れています。

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7月7日の七夕は過ぎてしまいましたが、境内には七夕飾りがそこかしこに施されていました。これはたぶん、8月上旬に予定されている七夕祭のためなのでしょう。

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本殿前には短冊が置いてあり、願い事が書ける様になっていました。1人あたり2枚となっていましたから、願い事がある方はお出かけになられては如何ですか。

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北野天満宮における京の七夕は8月5日から16日まで行われます。他の会場とは微妙に会期が異なりますので、注意が必要ですよ。

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2017.07.13

京都・洛中 梅雨の晴れ間に2017 ~本法寺 7.8~

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相国寺から本法寺へやって来ました。ここでの目当ては紫陽花です。ここの紫陽花は日当たりのせいなのか、見頃になるのが遅いのですよ。

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で、確かに花は丁度良い見頃だったのですが、花数が思ったほどではありませんでした。当たり年だと株全体を花が覆うほど咲くのですけどね。

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紫陽花が思ったほどでもなかったので、境内を散策する事にしました。ここで一番目立つのが多宝塔です。永観堂や知恩院、常寂光寺、大覚寺などにもありますが、市街地にあるものとしては唯一の存在じゃないのかな。解体修理が終わってからおよそ10年になりますが、丁度時代が乗ってきて良い感じになっています。

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本堂前に立つ銅像は長谷川等伯、能登の人で生家の菩提寺の伝手で上洛し、この寺の塔頭の教行院に住みました。狩野派との確執の中多くの作品を残し、本法寺にも巨大な涅槃図が伝わっています。普段は写真の複製ですが、毎年3月には真作が公開されており、その出来映えは複製からでは計り知れないものがあります。拝観料が少し高いですが、一見の価値はありですよ。

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